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| 読売新聞(2004.06.29) |
| 下戸が九州で開眼、ブームに乗る |
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「産業再生のモデルにしたい」
焼酎ルネッサンス仕掛け人(三井物産九州物資営業部長)中村鉄哉さん
柚子の風味を生かしたリキュール「柚子小町」、ウイスキーのような熟成した風味の「焔の刻印」―――。
全国で販売中の「焼酎ルネッサンス」シリーズの一部だ。中身だけでなく、ボトルも有田焼から洋酒に見違えるものまで個性派ぞろいの同シリーズを、九州の酒造メーカー(蔵元)と共同で企画した。
焼酎とのかかわりは、5年前に九州・福岡に転勤したのがきっかけ。当時、醸造元で問題となっていた焼酎の搾りかすを再利用する事業化調査が仕事だった。経営危機に陥っていた中小の蔵元を訪ね歩くうちに、秘蔵の焼酎を振る舞われ、「下戸の自分でもうまいと感じた酒を消費者に届ければ、蔵元の窮状も救える」
途中、伝統を重視する杜氏らの反発もあったが、「都会の女性にも受ける風味とデザインにすれば、値段が高くても必ず売れる」と説得した。2000年の7月に4社、4種類で発売を始めた同シリーズも、現在は13社、45種類に広がった。値段は1本1500円から7000円と一般の焼酎と比べて割高だが、月7万本を超える人気となった。
北大で経営学を学び、1984年に入社。情報産業部門の仕事では「ベンチャー魂を学んだ」という。趣味はテニスと映画鑑賞。焼酎ブームの追い風が吹く中、今年3月には英国で試飲会を開き、輸出も始めた。「ブランド意識をテコに焼酎産業を活性化させ、産業再生のモデルにもしたい」夢は広がるばかりだ。 |
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