ルネサンス・プロジェクトは、地場に埋もれている幻の焼酎を発掘・復興・革新!


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NYジャピオン350号 (2006.04.20)
酒匠 菱沼勇人の のんだくれ日記

〜今宵の逸品〜
壷中の玉響(櫻の郷醸造合名会社)
NYジャピオン掲載
今年は花冷えで桜がなかなか散らずに2週近くは花見が楽しめた。日本の国内新聞紙上では「宴会は10時まで」という看板で苦情対策をする区役所の努力が記事になっていた。

私自身の毎年恒例の花見は「半ドア方式」と呼んでいる。桜の名所に朝から場所取りをして工事現場のブルーシートを敷いてというのはあまり気が進まない。誰も行かないような下馬は東麻布の小さな公園でひっそりと静かにやる宴がいい。それも「アウトドア」と「インドア」の境界線の「半ドア」感覚がいい。

友人宅の家から近い桜の木が1本しかないような公園に数人が集りキャンプ用の組み立てテーブルにクロスを敷き、紙コップではなくきちんとしたグラスで乾杯する。つまみは豚の角煮やら刺身やらチーズやらを大皿に盛り付けて持っていく。これだけ。後は旨い酒があればいい。

花冷えの時期だけにビールやロックはちょっと辛い。数日前から芋焼酎を水で5:5に割っておき冷蔵庫で冷やしておいたものをポットに入れて持ち込む。氷も入れずにワイングラスに直接注いで白ワイン感覚で楽しむのがよい。体が冷えてきたら湯割りもいい。角煮やチーズとの相性は抜群。ご近所での小さな公園での「半ドア花見」の宴スタイル、くれぐれもお静かに。
本格芋焼酎25度、名前どおりの桜の名所、宮崎は北郷町の蔵元のつくる甕貯蔵4年の本各芋焼酎、素焼きの甕には遠赤外線効果がある上、微細な孔から空気が通る「甕の呼吸」により熟成が進むという。ニューヨーク州でも入手可能。
プロフィール/菱沼 勇人

オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。1961年神奈川県生まれ、慶應義塾大学在学中の84年に学生ベンチャーで起業、98年に独立創業し現職。情報通信など大手企業の商品・サービス開発や事業開発に20年以上従事、数多くのヒット商品を手掛ける。毎日数万行の消費者購買履歴をネット経由で取り寄せ、販売事実を基礎にした現場改善で繁盛店づくり、ヒット商品づくりに貢献する。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統文化の「イキ」を追及する。日本再生の現場主義経営者。

酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。