ルネサンス・プロジェクトは、地場に埋もれている幻の焼酎を発掘・復興・革新!


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NYジャピオン353号 (2006.05.18)
酒匠 菱沼勇人の のんだくれ日記
今宵の楽しみ方 芋焼酎のティーセレモニースタイル
NYジャピオン掲載
産油国を中心に世界でプラントビジネスを展開する友人は「ビールは室温」と断言する。「冷えてないビールなんて!」という方も多いが、本場ドイツでは限りなく常温に近いビールが通常であるし、ロンドンのパブでは試験管にフックのついたようなものに湯を入れて、それをビールの中に入れて温める年配の方もいるという。

焼酎はどのような温度でも楽しめるのが特徴であるが、芋焼酎に急激な温度変化は禁物である。テルピンという物質の特性らしいが、あまり熱い湯を直接注ぐと辛味や苦味がでることがある。4〜5日前から5対5で割ったものを湯煎するのが理想であるが、それは面倒という方も多い。

簡単なのは抹茶碗で「立てる」焼酎。抹茶碗は沸騰した湯を入れても70度ぐらいにすぐ下がる。これは抹茶の甘みを最高に引き出す温度。そのうえ香りを楽しむために広口にできているので、これを焼酎の湯割りに使わない手はない。茶せんはマドラー80本分の撹拌効果があり、芋焼酎の甘露な味わいと香りを楽しむことができる。

この手法は日本人以外の方を招いてのホームパーティーで注目度抜群なので一度お試しを。名づけて「ティーセレモニースタイル・イモショウチュウ」。コールドスタイルなら氷を2、3個入れて茶せんで撹拌する。通常の水割りよりもはるかに美味しい。

プロフィール/菱沼 勇人

1961年生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。学生ベンチャーで起業。98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統文化の「イキ」を追及する。日本再生の現場主義経営者。

※酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。