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| NYジャピオン359号(2006.06.29) |
| 酒匠 菱沼勇人の のんだくれ日記 |
今宵の逸品
櫻の郷醸造合名会社 本格芋焼酎40度
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| 甕貯蔵3年という限定生産の芋焼酎原酒。地鶏で楽しみたい。 |
「鳥刺し」というと関東ではたいがいは「鳥ササミ」を連想するが、薩摩地鶏の「モモ肉の刺し身」の旨さは格別である。そもそも地鶏は火を入れすぎると肉質がしまりすぎて台無しになる。新鮮なものであればできれば刺し身で楽しみたい。九州独時の甘い醤油は鮮魚の刺し身と合わせるのは個人的にあまり好きではないのだが、地鶏の刺し身にはとてもよくあう。「焼き」であれば宮崎地鶏の「せせり」などが面白い。香ばしい味わいと歯ごたえはちょっと楽しい。
地鶏にあわせる焼酎としてはやはり芋焼酎、「刺し身」なら白麹仕込みの端麗なタイプ、「焼き」なら黒麹仕込みとの相性もよい。芋焼酎は肉料理ばかりでなくチーズや脂っこい西欧料理にもよくあう。この季節なら2、3日前からミネラルウォーターで割り水した芋焼酎を冷蔵庫に入れておき、ワイングラスにそのまま注いで楽しむ。水割りや湯割りにはないオールマイティーな魅力でおすすめである。
先日帝国ホテルの「ゴールデンライオン」というメンバーシップバーに行ったところ、芋焼酎「 」や「平八郎」が置いてあった。和食、居酒屋ばかりでなくオールドクラッシックバーでも芋焼酎を楽しめる店がふえてきた。新しいムーブメントになるかどうか、期待大である。
プロフィール/菱沼 勇人
1961年神奈川県生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。学生ベンチャーで起業。98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統文化の「イキ」を追及する。日本再生の現場主義経営者。
酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。 | |