ルネサンス・プロジェクトは、地場に埋もれている幻の焼酎を発掘・復興・革新!


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NYジャピオン365号(2006.08.04)
酒匠 菱沼勇人の のんだくれ日記
今週の逸品 尋ね鳥
 壱岐の華 本格麦焼酎25度

NYジャピオン
常圧蒸留の原酒に加水して樫樽に5年から8年貯蔵
先週はシドニーに滞在した。土曜日はワインライターのデニス・ギャスティン氏の自宅に招かれた。オペラハウスの対岸にありフェリーの桟橋が目の前という抜群のロケーション、スパークリングワインに始まりビンテージワインまで奥様の手料理とともに最高の「のんだくれ」の夜となった。

オーストラリアやニュージーランドのワインは早くからスクリューキャップを導入している。環境問題はもとより、コルク栓がワインの熟成によりよいという根拠はないという。それどころか、間違いなくコルクの経年劣化による酸化は一定の確率で存在する。

バローロなど長熟タイプのコルクが長いのもその対策なのであろう。昨年生まれたばかりの長女のために長熟タイプの少し上等なワインを購入したいというかなり個人的な相談からスタートした議論なのであるが、コルク栓では12本中の2本は諦めなければならないという。

こと焼酎においてはスクリューキャップでも瓶内熟成する。30年以上を経たレギュラー品の黒糖焼酎を飲んだことがあるが熟成感はまちがいなくあった。経年変化による劣化と熟成をはかりにかければスクリューキャップという選択肢もあるのかもしれない。

しっかし、これだけ飲んだくれていると長女が成人する19年後まで生き延びるかどうか、ワインよりも寿命の方が問題である。
プロフィール/菱沼 勇人

1961年生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。学生ベンチャーで起業、98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統文化の「イキ」を追求する。日本再生の現場主義経営者。

酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。