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| モノマガジン No.547(2006.09.16発売号) |
| 酒匠 菱沼勇人の 焼酎道楽 |
「河童の誘い水」京屋酒造/宮崎・日南/本格芋焼酎(20度)
http://www.rakuten.co.jp/sakashodouraku/index.html

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今年はサントリー「ザ・プレミアムモルツ」が2年連続でモンドセレクションの最高金賞を受賞し、中元商戦でもプレミアムビールがよく売れたと聞く。焼酎の世界では「吟香鳥飼」や「彩葉」など米焼酎の受賞が多く、国際的な食品コンクールでは芋焼酎の受賞はあまり多くはなかった。
今年2006年のモンドセレクションで「最高金賞」を受賞した芋焼酎がある。それが「河童の誘い水」である。京屋酒造は天保5年(1834年)創業の宮崎ではもっとも古い歴史を誇る倉であり、10haの自社農場をもち、無農薬栽培した甘藷(さつまいも)、あいがも農法で栽培した有機米を原料として使ったこだわりの希少銘柄で人気の蔵である。三角棚により手麹づくり、甕仕込み、年代もののコルニッシュボイラーを使った蒸留など昭和初期にタイムスリップしたような蔵には酒の精霊が宿っているようである。NHK朝の連続テレビドラマ「わかば」では村上酒造としてロケ地に選ばれたのもうなずける。
生産規模は3千石というから一升瓶で30万本程度の本当に小さな蔵である。「河童の誘い水」も年間4.7万本の希少生産銘柄で、かの森伊蔵よりも生産本数は少ない。
先日大阪で立ち寄った和食ダイニング「KICHIRI西新地」で飲みながらカウンターに並んでいるボトルを眺めたが、洒落たボトルデザインは居酒屋よりもダイニングによく似合う。洗練された味わいは刺身や寿司との相性も抜群、世界で認められた最高金賞の芋焼酎はロックか「生(き)」がお勧めである、
写真上、土に埋められた甕は場所により埋められる深さも異なる。写真下、昭和初期から使い続けているコルニッシュボイラー。柔らかなスチームにより優しい味わいに仕上がる。
おすすめ!
「河童」にきゅうり!?
最初は薄めの水割り、食事がすすむほどに濃い目にロック、最後は「生(き)」で楽しむ。
「KICHIRI nichi-shinchi]
住所:大阪府大阪市帰宅堂島2-6-22アバンタント堂島1F
電話:06-6456-1122
営業:ランチ11:30〜14:00、ディナー17:30〜24:00(ラストオーダー)
休日:日曜・祝日
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プロフィール/菱沼 勇人
1961年生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。学生ベンチャーで起業、98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統文化の「イキ」を追求する。日本再生の現場主義経営者。
酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。 | |