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| NYジャピオン379号(2006.11.10) |
| 酒匠 菱沼勇人の のんだくれ日記 |

今週の逸品「天歩」宮崎/井上酒造/本格デーツ麦焼酎26度
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もしも甕の庭から伸びている枝に葡萄がなったら。。。躊躇せずに焼酎に漬け込んで自家製リキュールを作りましょう。名前はNext
door grape,BOZUでどうぞ。2杯目は天歩、別名SKY
WALKER。
先週米国出張から戻りました。今回も新しい出会いや感動があり、特にNYでは「読んでるよ!」とたくさんの方々から励ましのお言葉も頂き、「のんだくれ」冥利に尽きる日々でした。
さて、NYの初夜は"うみのいえ"で4人で5本の「河童の誘い水」を明け、"KAI"でバニラ入り緑茶を知り、"BOUZ"でネクスト・ドア・グレープを話題に「天歩」を空け―中略―"BUDDHA-BAR"の刺身の鮮度に感動しつつ、最終日は"WD-50"のワイン三昧で打ち止め。こんな贅沢めったにないが、焼酎三昧でNYのダイニングシーンを切り取るのはなかなかに楽しい。
清酒には遠く及ばないものの、焼酎はNYにおいて確実に次のステージに上がっていることを肌で感じた。"酒蔵"では11月から「ティーセレモニースタイル(抹茶碗のお湯割り)平八郎」をメニューに展開することか。燗酒に並ぶ焼酎の新しい飲み方のシタイルをNY発で始めるそうである。NYタイムズでも新年早々に続き、再度焼酎を取り上げている。徐々にではあるが焼酎の胎動が聞こええるようである。
商品開発や市場開発に携わっていると、クリッピングポイントとも呼べるような決定的な瞬間がある。それは、市場占有率数パーセント台でも、この瞬間を越えると市場全体への影響力を持ち始めるという壁であり、まさに今がその時ではないかと感じた。NY出張、焼酎好きにはやめられない。 |
プロフィール/菱沼 勇人
1961年生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。学生ベンチャーで起業、98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統文化の「イキ」を追求する。日本再生の現場主義経営者。
酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。 | |