ルネサンス・プロジェクトは、地場に埋もれている幻の焼酎を発掘・復興・革新!


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ロサンゼルスの生活情報誌 Lighthouse
焼酎つれづれ日記 第2回
壷中の玉響(こちゅうのたまゆら)
ロサンゼルスの生活情報誌 Lighthouse
日本ではボジョレーヌーボーが解禁となった。焼酎も「焼酎ヌーボー」とばかり8月に仕込んだ芋焼酎を早くも解禁して新酒を楽しもうという動きがある。確かに蔵元で飲む芋焼酎は蒸留したばかりでも米焼酎や麦焼酎に比較すると飲みやすいが、通常半年程度はタンクで寝かすものである。芋焼酎ならではの味わいや香りを生かそうとする蔵は「ろ過」をあまり強くかけず、ひと冬越してフーゼル油などの成分が冷え固まったものを丁寧にすくって取り除く。
 ヌーボーは多少のガス臭があってもガツンと芋らしいものをというニーズに対応するものであるが、逆に芋焼酎を4年も寝かせる蔵もある。宮崎の櫻の郷醸造は日本での芋焼酎ブームが始まる前の98年から大甕貯蔵の芋焼酎に取り組んでいた蔵である。

貯蔵酒は「軒醒め」といわれるとおり、飲んでも軒先を出るときには酔いも醒めるといわれる。4年の歳月を経た焼酎はゆるゆるゆるりと酔い始め、ついつい深酒した翌朝でも爽やかな酔い覚めとなる。翌朝頭痛薬を飲むぐらいならやはり長期貯蔵酒に手が伸びる。

壷中の玉響(こちゅうのたまゆら)
本格芋焼酎25度
原材料:甘藷、米麹
櫻の郷醸造合名会社(宮崎・北郷町)

中国から輸入した大甕に4年貯蔵した芋焼酎。素焼きの甕には遠赤外線効果がある上、甕の孔に残るほんのわずかな空気との接触(甕の呼吸)により熟成が進むという。

1基500キロの大甕が5,000基も並ぶ様は壮観である。甕貯蔵を始めた当初は仕込み量と出荷量のアンバランスから税務署が調査に来たという逸話もある。

取扱店)マルカイストア(酒類取扱の一部店舗)
Marukai Gardena
1740 West Artesia Boulevard
Gardena, CA 90248
310/660-6300

Marukai West Covina
1420 South Azusa Avenue
West Covina, CA 91797
626/918-0825

プロフィール/菱沼 勇人

1961年生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。学生ベンチャーで起業、98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統文化の「イキ」を追求する。日本再生の現場主義経営者。

酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。