ルネサンス・プロジェクトは、地場に埋もれている幻の焼酎を発掘・復興・革新!


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ロサンゼルスの生活情報誌 Lighthouse
焼酎つれづれ日記 第4回
荒天準備(こうてんじゅんび)
ロサンゼルスの生活情報誌 Lighthouse
2005年12月、鹿児島で作られた国内産原料の芋焼酎は「薩摩焼酎」としてWTO(国際貿易機関)の地理的表示の産地指定を受けた。国内では長崎県の「壱岐焼酎」、沖縄の「琉球泡盛」、熊本県の「球磨焼酎」、海外ではコニャックやシャンパーニュと対等な地位を得たことになる。

薩摩や球磨、琉球、壱岐という名称がシャンパーニュのように認知されるのは夢の世界であるが、体験からするとノンジャパニーズ向けには麦や芋より米、特に球磨焼酎がよい。

先週は豪、仏、ベルギーからの来客3組6名と焼酎を飲む機会があったが、一律に米焼酎の評価が高かった。「清酒(SAKE)とどう違うのか」「どうして蒸留酒なのに度数が低いのか」「なぜ風味がこれほど違うのか」など質問責めにあう。同じ米原料ということで清酒と球磨焼酎を比較させ、「実は日本では清酒よりも焼酎の消費量が多い」と言うと本気で驚く。

特に球磨焼酎の中には蒸した米や吟醸香のような独特の風味があるのでSAKEを知っているノンジャパ向けにはオススメである。先週は「SAKEよりKUMASHOCHU」であった。

荒天準備(こうてんじゅんび)
本格米焼酎30度/原料:米、米麹/深野酒造株式会社(熊本・人吉)

国内米を使って甕つぼ仕込みで作られた球磨焼酎。水で割ったものをワインクーラーで冷やし、ワイングラスで。香りが引き立つ。

深野酒造では今では少なくなった「麹室」を持つ蔵である。手作りで仕込まれた焼酎は吟醸香のような香りと独特の甘みをまとう。

取扱店:マルカイストア(酒類取扱の一部店舗)
Marukai Gardena
1740 West Artesia Boulevard
Gardena, CA 90248
310/660-6300

Marukai West Covina
1420 South Azusa Avenue
West Covina, CA 91797
626/918-0825

プロフィール/菱沼 勇人

1961年生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。学生ベンチャーで起業、98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統文化の「イキ」を追求する。日本再生の現場主義経営者。

酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。