ルネサンス・プロジェクトは、地場に埋もれている幻の焼酎を発掘・復興・革新!


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NYジャピオン414号(2007.7.20〜7.26)
酒匠 菱沼勇人の のんだくれ日記
NYジャピオン,荒天準備
今宵の逸品「荒天準備」深野酒造(熊本)本格米焼酎/30度
球磨焼酎の伝統を守り「量産より良産」を矜持として甕壷仕込みに取り組む蔵。最近は米焼酎でもタイからの輸入米を使うことが多いがこちらはあくまでも国産米。

先月18日アトランタ郊外バックヘッドのウエスティンにチェックインした。到着したのが夜遅いこともあり、フロントにて近辺で食事ができるところを聞くと真裏に日本食レストランがあるという。

「Hashiguchi Jr.」の暖簾をくぐれば、そこは日本であった。女将さんはじめ、スタッフの笑顔に心が緩む。しばらくすると仲間の目が入口に釘付けとなった。なんとアトランタ遠征中のレッドソックス松坂大輔のご来店であった。すぐに個室に入ってしまって、遭遇といっても一瞬のできごとであったが、個室の前に並ぶひときわ大きい真っ白のスニーカーが印象に残る。

ニューヨークでも51丁目の「Sushi Shimizu」の焼酎バーには松井シートがあるとか。大リーガーにとっては健康管理上も和食店はなくてはならないものなのであろう。

野球選手には焼酎ファンも多い。宮崎キャンプの影響か、薩摩焼酎よりも宮崎焼酎ファンが多いのも特徴である。スポーツ紙でも時折有名選手の“お気に入り”として紹介される銘柄もある。体が資本のスポーツ選手だからこそ翌日に残らない焼酎が支持されるのであろう。

松井や松坂の“お気に入り”の銘柄はなにか。51丁目の松井シートに座って今宵の一杯を決めるのも楽しみのひとつである。
プロファイル/菱沼 勇人(ひしぬまはやと)

1961年生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠(さかしょう)、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。学生ベンチャーで起業。98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統の「イキ」を追求する。日本再生の現場主義経営者。

酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。