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| NYジャピオン(2007.08.31〜09.06) |
| 酒匠 菱沼勇人の のんだくれ日記 |
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今宵の逸品「グリーンムーン」八鹿酒造(大分、玖珠)
リキュール類25〜26度/原材料:かぼす、醸造アルコール |
一瓶にかぼす11個分の果汁が入っている濃厚な味わいのリキュール。シャンパンやソーダで割ると洒落たカクテルに。
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先日、日経流通新聞に首都圏に住む20代の生活意識調査の結果が掲載された。ひとことで言うと「車は不要。モノはそれほど欲しくない。お酒もあまり飲まない。行動半径は狭く、将来の不安から貯蓄に熱心」という"ミニマムライフ"志向。お酒を「全く」「ほとんど」飲まない人の割合は34.4%で30代より6.8%も多いという。飲酒人口激減の中で、特に若い世代の酒離れが急速に進んでいるようである。
学生時代の同窓のひとりに、親からの仕送りだけでは生活困窮し、「何もせずじーっとしていれば1日1食で生活できる」というミニマム志向タイプがいた。仲間と日雇い労働でガンガン稼いで海外に行くタイプや、ビールやホッピーをイッキコールで大量飲酒してタクシーで帰るという学生は、今や昔ばなし。コンビニオーナーはバイトの人材不足から1時間からでも即採用して働ける体制をとっているという。
「変化に対応できる生物が生き残る」ダーウィンの進化論からいえばミニマムライフは来るべき将来への不安に備えるサバイバル・ライフスタイルのようでもある。体育会系大量飲酒体験をベースとする「のんだくれ」タイプは、恐竜のごとく滅びていくのであろうか。甚だ寂しい限りである。
焼酎業界でも清酒業界でも、リキュールや低アルコールタイプの新製品が多い。変化対応力が試されるサバイバルゲームの様相である。 |
プロフィール/菱沼 勇人
1961年生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。学生ベンチャーで起業、98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統文化の「イキ」を追求する。日本再生の現場主義経営者。
酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。 |