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| ■酒類飲料日報(2007.09.25) |
| ルネサンス・プロジェクト中村社長のインタビュー記事が掲載されました |
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◎ルネサンス・プロジェクト中村鉄哉社長に聞く
元三井物産マン、酒販ベンチャー立ち上げ安定成長へ |
ルネサンス・プロジェクトは、元三井物産マンの中村鉄哉氏が2006年3月に立ち上げた酒販ベンチャー企業だ。九州各地のこだわり蔵元の造るプレミアム焼酎や焼酎リキュール等を商品開発し販売している。
焼酎で名を馳せた同社だが、九州での蔵元発掘、新焼酎開発のノウハウを生かして、昨秋からボルドーからビオワインシャトーを開拓した。現在22ブランドを数えるが、すべてビオワインだ。中村社長は22年間、三井物産につとめ、最後の8年間の九州支社の部長のときに本格焼酎の魅力にとりつかれ、地方の隠れた銘品を東京や大阪に売り込んだ。その実績が蔵元に認められ、自ら会社を設立した。
現在、従業員9名で年商14億円。酒販ベンチャーといっても「酒販という括りでは考えていない」。このほど福岡でグルメ雑誌を創刊した。編集も自社内で行い、300円で1万部を販売。2号目は3万部刷るという。「マーケティングはプッシュだけではだめ。雑誌を通じて、飲食店での焼酎・ワインを魅せることにより、是非この商品を扱いたい、と思わせるようなプル型のマーケティングが重要だ」。
焼酎ブームも冷静に見ている。「供給過剰は誰が見ても明らか。いかにセグメンテーションを明確にして、それに対応した商品開発と流通チャネルの構築をするか」で優勝劣敗が決まると指摘する。「マクロな視点で見ると、マーケットのパイは減る。しかしミクロには勝機がある。ニッチに特化した戦略で、着実に堅実に販売する。それがいつか新しい本流になればいい」と語る。
「経営は攻めだ」と言い切る。「消費者の動きは早い。一生懸命やらないと変化に対応できない。生き残るのは変化に対応したところだけだ。常に半歩先を見つめる。全てがヒットするわけではないは、打席に立ってバットを振り続ける必要がある」。
マザーズなどのベンチャー証券市場に上場する予定だったが「経営資源を上場のエネルギーに使うのはもったいない。本業に集中する」として取りやめた。「上場するのはコンプライアンス対応とか監査とか、労力・資金・エネルギーが必要。しかしそれでは本業はおざなりになってします」との危惧からだ。「危機に直面したときの迅速な舵取りが経営者の仕事。例えば昨年の8月の福岡の飲酒運転事故はひとつの危機だった。業務改革を行い、危機に対応した結果、売上はプラスで推移し安定的な軌道に乗った。
流通チャネルはイズミック、三陽物産、サカツ、わしづなど、地場卸の雄が勢ぞろいする。「商品を説明して丁寧に売っていただいている」と強固なパートナーシップを築いている。「市場に神は宿る。一生懸命やっていれば、必ず神様は微笑んでくれる」。
【なかむら・てつや】1979年北海道大学経済学部入学、82年マサチューセッツ州立大学に留学、84年北海道大学経済学部卒業、84年三井物産入社、2006年三井物産退社、06年株式会社ルネサンス・プロジェクト代表取締役就任。 |
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