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| ■NYジャピオン423号(2007.9.21〜9.27) |
| "Sake Special"特集に京屋酒造(宮崎、日南)の「河童の誘い水」掲載 |
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NHK朝の連続テレビ小説『わかば』のロケ地として選ばれたのが、京屋酒造だ。NHKのスタッフが「家族経営の手作り蔵のイメージどおり」とほれ込んだ蔵は、創業天保5年(1834年)と、宮崎県でも最も古い歴史を誇る。
中でも、第六代目蔵元の渡邊眞一郎さん自身が名付け親の河童の誘い水は、そのユニークな名前のみならず、様々な料理に合う柑橘系の味わいが万人に愛されている本格芋焼酎だ。
名前の由来は、九州各地に多くある"酒好き"の河童伝説。渡邊さんの言葉を借りれば、「ヤアー、これから美味しい焼酎を飲むぞ!」と楽しい酒の時間が始まるイメージだそうだ。
京屋伝説の大甕仕込みでは、自然の対流が発生し、力強いもろみによって焼酎に複雑な味わいを与えるという。原料の甘藷は宮崎紅寿。「焼酎は農業から」とのこだわりから、自社農場で無農薬栽培したものをはじめ、契約農協から取り寄せたものも使用している。柑橘系の香りに加え、ナッツ系の味わい、またドライアプリコット、洋ナシや緑草の香りが印象的で、和食との相性も抜群。オンザロックでストレートに飲りたい。
酒イベントが続々開催されるこの季節に、河童の誘い水を楽しめるイベントも要チェック。ちゃんと・レストランで10月3日に行われる本格焼酎デギュスタシオンディナーでは、刺身とのペアリングが楽しめるとのことだ。
【INFORMATION】京屋酒造
本格焼酎ブームによる生産効率化や工場拡張を行わず、伝統の大甕仕込みに徹する。厳選した国産米を使用した麹は三角棚による手麹造りで、原材料の甘藷は、昭和初期から使用するコルニッシュボイラーの柔らかな蒸気により香り豊かに蒸し上げられる。「河童の誘い水」は、06年度モンドセレクション最高金賞に続き、07年にも金賞受賞。また、サンフランシスコWSCでも銅賞を受賞するなど、世界レベルで高い評価を受けている。
■本格焼酎テギュスタシオンディナー@CHANTO Restaurant
日時:10月3日(水)7:30pm〜
形式:本格焼酎6銘柄と料理長・篠木清高さんによるフルコース料理6品ペアリング
講師:酒匠・菱沼勇人さん
価格:65ドル
問い合わせ:CHANTO Restaurant
TEL:212-463-8686
www.chantonyc.com
「河童の誘い水」が買える店
- Landmark Wine&Sake
- ミツワ(NJ)
- 酒郷
「河童の誘い水」が飲めるレストラン&バー
- 五十七
- うみのいえ
- Sachiko's on Clinton
- 酒蔵
- さざん
- サンチャン
- 清水
- Sushi Samba
- 焼き鳥大将
NYジャピオン・コラム「のんだくれ日記」でおなじみ
酒匠 菱沼勇人(ひしぬま はやと)のおすすめ
「河童の誘い水」
焼酎はワインや清酒と異なり水で割ることのできる、また飲用温度帯を選ぶことができる世界にも稀な食中酒である。25度のストレートではアルコール感が強すぎて食味を消し去ってしまうという場合でも、少し水を注げばうまくバランスできる場合がある。
焼酎はそのウォッシュ効果で脂っぽいものでも一口含めばすっきりと洗い流して次の料理にいける。刺身と烏賊の塩辛、こってりとしたソースの鴨の治部煮の前菜3品などワインではとても一種類ではあわせにくい。塩辛の後、焼酎を一口含めば刺身をまたいただける。こんな技にはワインにはできない芸当である。前菜に数の子でもあればワインは一発で場外退場である。
「河童の誘い水」はモンドセレクションで2006年最高金賞、2007年金賞を受賞した世界に誇る芋焼酎である、香りの個性は複雑で柑橘系の香りやピスタチオのようなナッツの香りがある。甕つぼ仕込みの手作り焼酎だからこそ香りに複雑性をもたらす。ここが面白い。
芋焼酎の複雑な香りは料理との相性でさらに膨らむ場合がある。海老真丈のアーモンド衣揚げとの相性など最高である。アーモンドの香りが膨らみピーナッツの脂のようにこってりとした味わいが口中に広がる。少しレモンやライムを絞りたいような料理には柑橘系の香りがベストマッチである。河童の誘い水と料理のマリアージュ、ぜひ「酒蔵」で体験していただきたいお薦めである。
菱沼勇人
1961年生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠、きき酒師。、焼酎アドバイザー、SSI東京部役員。学生ベンチャーで起業、98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統文化の「イキ」を追求する。日本再生の現場主義経営者。
河童の誘い水/本格芋焼酎20度、750ml
原材料:甘藷、米麹/京屋酒造(宮崎、日南)www.kyo-ya.com |
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