ルネサンス・プロジェクトは、地場に埋もれている幻の焼酎を発掘・復興・革新!


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■NYジャピオン424号(2007.9.28〜10.4)
酒匠 菱沼勇人の のんだくれ日記
今宵の逸品「平八郎」京屋酒造(宮崎、日南市)
/本格芋焼酎25度原材料/甘藷・米麹
NYジャピオン
普段飲んでいる酒はと聞かれれば、実は「焼酎」ばかりではない。ワインにリキュール、清酒にビールと節操がない。飲み方も勝手スタイルで、先日大分で買った「源」という大吟醸酒など、氷を入れてロックでやっている。

普段飲んでいる酒が一方向に偏ると、自ずと判断基準にも偏りが出る。黒麹の芋焼酎ばかり飲んでいる人と、ドライな白ワインばかり飲んでいる人では、基準点が異なるものである。同じ銘柄を飲んでも当然意見は異なるし、ここが嗜好品としての面白いところでもある。

先日オーストラリアのワインライターのデニス・ギャスティンさんと30銘柄ほどの本格焼酎評価会をやった。普段ワインばかり飲んでいる方だから、最初はアルコール度数の高さに辟易していたが、次第にその味わいや香り、複雑性に驚き、その奥深さに感銘を受けたようである。外国人3人を招いての評価会は、それぞれ評価軸も表現方法も異なるため、とても勉強になった。

今年は春先からシンガポール、NYで2回、国内では外国人経営のモダンオーストラリアンレストランなどで、焼酎ディナー会を開催してきた。様々な食、文化背景を持つ外国の方々と焼酎の出会いには、新しい学びがある。

10月3日にはNYの「ちゃんと・レストラン」で焼酎ディナー会の解説をする。素晴らしいメニューに今から楽しみである。

今回「ちゃんと・レストラン」でメインのKOBEビーフと合わせる芋焼酎。熟成牛やもろみ味噌の味わいと黒麹の相性やいかに、手作り甕仕込みならではの骨太の味わいがバランスするはずで、ついつい喉が鳴る。
プロファイル/菱沼 勇人(ひしぬまはやと)

1961年生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠(さかしょう)、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。学生ベンチャーで起業。98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統の「イキ」を追求する。日本再生の現場主義経営者。

酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。