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| ■NYジャピオン440号(2008.01.25〜01.31) |
| 酒匠 菱沼勇人の のんだくれ日記 |
今宵の逸品「平八郎」
京屋酒造(宮崎。日南市)本格芋焼酎25度 原材料/甘藷・米麹 |
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米国でもっとも権威あるワインとスピリッツのコンペティション
The Beverage Testing Institute(www.tastings.com/)
で2007年、京屋酒造の「平八郎」が金賞を受賞した。ウオツカの「クレイグース」は、このコンペティションの金賞受賞を契機にヒットしたという噂もある。日本からの出品数はまだ少ないが、樽貯蔵の麦焼酎や米焼酎ならともかく、芋焼酎が金賞受賞である。それも甕仕込み、黒麹のどっしりタイプ。これには驚いた。審査員のコメントがまたすばらしい。
Clear with a silvery cast. Brown sugar, malt-o-meal,toasted
nut,mineral,and baked date aromas. A round,satiny
entry leads to a dryish medium body of pure
tapiokca,white nut,goat's milk custard, and
peppery spice. Finishes with a vibrant minerai
dust,mint gum,and mild pink peppercom fade.
Graet intensity and purity.(BTIより)
「焼きなつめやしのアロマと余韻にはピンクペッパーコーン」とは日本国内ではなかなか買えないものばかり。表現の引き出しが違えば官能表現も違うという典型例で、とても勉強になる。「きな粉の香りに綿菓子の風味」って言っても、当地ではやっぱり理解されないだろうなあ。
「風味の豊かさ漂うフルーティーな香り。野趣あふれるが、ピュアな味わい」は万国共通。ニューヨークでは、「Landmark
Wine&Spirit」でも購入できる。 |
菱沼 勇人(ひしぬまはやと)
1961年生まれ。オーバルワン株式会社代表取締役。SSI認定酒匠(さかしょう)、きき酒師、焼酎アドバイザー、SSI東京支部役員。学生ベンチャーで起業。98年に独立創業し現職。ヒト、モノ、カネ、ITにプラスして地場産業など日本伝統の「イキ」を追求する。日本再生の現場主義経営者。
酒匠(さかしょう:Master of SAKE Sommelier)とは「きき酒師」の上位資格、目指すのは究極のテイスター。日本酒の酒米品種もきき分ける嗅覚を持つ。SSI認定。 | |